窩洞形成面や支台歯形成面の象牙質レジンコーティングとしての使用法は以下の通りです。
1) 通法に従い、窩洞形成もしくは支台歯の形成を行います。
2) 水洗後、エアーにより歯面を乾燥します。
3) 露髄部分や歯髄に著しく近接した場合には、通法に従って、 水酸化カルシウム製剤などで覆髄処置を行います。
4) 1-プライマーをディスポーザブルアプリケーターⅡで歯面に塗布します。0~10 秒放置後、バキュームで吸引しな がら、強圧エアーで約5秒間乾燥し、揮発成分を除去するとともに本品を薄く延ばします。(エナメル質への接着を重 視する症例では、りん酸処理(歯科用エッチング材(エッチャ ント等))、水洗、乾燥を行ってから、本品を使用することをお勧めします。)
5) 歯科用光重合型コンポジットレジンによる充填修復と同様 に、光照射します。
6) 硬化後、固く絞ったアルコール綿球を用いて、未重合層を除去します。
7) 続けて補綴物を装着する場合は、通法に従って印象採得を行い、補綴物を製作します。コーティング面は、仮封材や暫間被覆冠で保護します。
8) 製作された補綴物は、セメントにより合着・接着します。