光重合型グラスアイオノマーセメントは、製品特性が光重合型コンポジットレジンとは異なり、水分に触れると物性が低下する性質(感水性)があります。
充填後にインスツルメントで付形を行っていると、口腔内の湿気の影響で感水層が深くなってしまいます。
したがって、下記の方法で充填することをお勧めします。
1.修復すべき面をイメージします。
2.CRシリンジチップやフィリングインスツルメントNo.00などを用いて、窩底部からオーバーフィリングで充填します。
3.付形は行わず、直ちに光照射を行い、充填部を硬化させます(硬化すると感水が抑えられます)。
4.注水下でffバーにて付形、研磨を行います(感水している表層を削除して、感水していない層を出します)。
5.必要に応じて、フジバーニッシュを塗布します。