A:ペーパーポイントを用いて採取した歯肉溝滲出液を検体とする場合
歯科医院でお持ちのペーパーポイントを歯周ポケットに挿入し、採取された歯肉溝滲出液を用いて検査する方法で、特定の歯周ポケット内の細菌叢を調べるのに適しています。
【メリット】
・特定の歯周ポケットにおける細菌叢の状態が正確に分かる。
【デメリット】
・特定箇所以外の細菌叢の状況は分からない。
B:ガムを用いて採取した唾液を検体とする場合
口腔内全体の細菌叢を調べたいときや、メンテナンスに移行してポケットが塞がってペーパーポイントを挿入できなくなったときには、唾液による採取が適しています。
【メリット】
・口腔内全体の細菌の状態を見ることが出来るので、経時的に調べることで、 歯周治療によって細菌によるリスクの状態に変化があったかを判定できる。
【デメリット】
・数値は口腔内全体を総括したものになるため、判定は大まかなものとして捉える必要がある。
※オーラルチェックセンターHPより(
http://www.gcoc.jp/qa/index.html#2-4)