青い色素は、赤い色素よりプラークの中で留まりにくい性質で、水で洗い流されやすい性質を持っています。
赤い色素は、プラークのpHが低いと見えなくなる性質を持っています。
反対に、青い色素はこのようにpHが低くても見えなくなることはありません。
プラークは付着してから時間の経過と共に、徐々に密な構造になっていきます。
付着から時間の経過していない新しいプラークは構造が疎な状態のため、
青い色素はプラークから流れ出し、赤い色素だけがプラークに留まり赤色に見えます。
付着からおよそ48時間以上経過して成熟した古いプラークは構造が密な状態のため、
青い色素と赤い色素の両方がプラークの中にとどまり青紫色に見えます。
酸産生能の高い、又はpHが低いプラークの中では、赤い色素が見なくなり、青い色素の水色に見えます。